【新着情報】 次回の研究会

学振R031ハイブリッド量子ナノ技術委員会 第15回研究会(特別企画)

テーマ:「AIと科学技術・社会」
開催日:2024年3月12日(火) 13:30~17:30
会場:東京大学生産技術研究所 An401,402
形式:ハイブリッド開催(現地およびZOOM)
概要:機械に人間と同じような知能を与える技術である人工知能(AI)の発展は目を見張るものがある。さらに、プロンプトに応答してテキスト、画像などを生成することができる生成系AIは、著作、芸術、ソフトウェア開発、金融、ファッションなど幅広い業界で応用できる可能性があり、科学技術や社会に大きな変革をもたらすと考えられている。その一方、フェイクニュースや著作権の問題など様々な課題も指摘されている。本研究会では、AI・機械学習を活用した研究事例を紹介していただくとともに、最近のAIの進展や社会に与えるインパクトについて議論する。

【研究会プログラム】
13:30~13:35 開会挨拶

13:35~14:15 中嶋 浩平(東京大学)
「深層物理リザバー計算」

14:15~14:55 寒川 義裕(九州大学)
「化学気相成長におけるプロセスインフォマティクス〜現状と将来展望〜」

14:55~15:35 池上 高志(東京大学)
「ALIFEと計算パラダイム」

15:35~15:45 休憩

15:45~16:25 宮原 克典(北海道大学)
「AIにおける差別と公平性」

16:25~17:05 上田 修功(理化学研究所/NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
「AI研究の新潮流:シミュレーションベース機械学習」

17:05~17:30 総合討論&閉会挨拶

17:35〜19:00 意見交換会(予定)

(敬称略)※時間、内容は変更になる可能性がございます。

ご挨拶

令和3年度より、日本学術振興会産学連携委員会「R031ハイブリッド量子ナノ技術委員会」が発足致しました。近年、極限的に制御されたナノ構造、ナノ材料が実現できるに至り、新たなイノベーションを生み出す可能性を秘めた新しい学際的分野を形成しつつあります。このような背景の下、本委員会の目的は、ハイブリッド量子ナノ技術を核に、5〜10年後の将来を想定しつつ、今何をすべきかを産学で議論する点にあります。本委員会は、ナノ物理・量子技術・ナノ材料・ナノバイオの基礎から幅広い応用展開への研究活動を、産官学の力を結集し共創する場を作って参ります。

委員長 平川一彦 (東京大学)